
およそ3年にわたって準備してきた京たなべ・同志社スポーツクラブが平成20年4月23日に正式発足しました。このスポーツクラブは、大学の地元である京田辺市と同志社大学がともに連携することにより、地域活性化,子どもから高齢者までの地域住民のスポーツ振興、大学の地域貢献、そして学生教育などを目的とした総合型地域スポーツクラブとして発足されたものです。主な活動としてクラブ運営,各種スポーツ教室の開催,そしてスポーツサークルの運営があります。このスポーツクラブの特徴的な点は、地域住民に対して同志社大学の優れた競技能力を有する学生が指導することにより、参加者は高度のスポーツ技術を学ぶことが出来るということ、さらには、地域住民への指導という経験を通じて、指導方法や人に対する対応の仕方、あるいはスポーツ教室やクラブの運営方法,危機管理などさまざまな場面で多岐にわたる勉強が出来るということです。大学の広範なスポーツ施設を地域住民に開放していることも特徴です。地域は人材と場所の提供を受けることが出来ます。大学は地域の社会力を学生教育に還元させることにより、学びの場を増やすことができます。お互いにメリットを生み出す仕組みとなっています。
現代社会における“こころ”と“からだ”の教育のために、スポーツの果たす役割は計り知れないほど大きいものと信じております。まだまだ小さなスポーツクラブですが、スポーツを通じた豊かな“社会”の実現のために努力してまいる所存です。どうぞご支援の程お願い申し上げます。
京たなべ・同志社スポーツクラブ会長 竹田正樹