今回はすみれ組で飼育している虫さんの紹介です。
先日、ずっと眠っていたカマキリの卵からたくさんの赤ちゃんが生まれました。
子どもたちは大喜びで手に乗せたり、観察したり・・・
すると「この中はご飯がないから逃がしてあげないと!」と気づく子どもたち。
口々に「カマキリはバッタとか食べるから、そういう虫がいるところがいいな」
「お花いっぱいのところにバッタとかおる!」
「幼稚園のお花いっぱいのところは・・・ここや!」と花壇のそばで足を止めました。
1匹ずつ丁寧にお花の近くにおろしてあげる姿にとってもほっこりしました。
耳を傾けると、「大きくなるんやで!」「また赤ちゃん生みに帰ってきてね」とお話していましたよ。
子どもたちなりに、一生懸命考えてカマキリの気持ちに寄り添い、また、自分の考えをみんなと話し合うことができて貴重な経験になりました。



今クラスでは、アゲハチョウとツマグロヒョウモンの幼虫を育てています。
幼稚園にある小さなミカンの木に黒い幼虫がついているのを見つけた子どもたち。
昨年ちょうちょを育てたり、発表会ではらぺこあおむしの劇遊びをした経験から、
すぐに「ちょうちょになる幼虫や!」「みんなで育てたい!」と大盛り上がり。
アゲハチョウの図鑑絵本を一緒に見ると、柑橘系の木の葉しか食べないと、脱皮を繰り返していく中で緑色に変化すること、黒色は鳥の糞に擬態していること、危険が迫ると臭いにおいを出すこと、などたくさん知ることができました。知ることでもっと興味がわいてきた子どもたち。虫かごを覗く時間も増えていきました。

毎日たくさんのウンチをする幼虫さんなので、みんなでお掃除もします。そのときは優しく幼虫さんを手に乗せて虫さんの健康観察タイム。触り心地がふわふわしていて、吸い付くように歩く足が気持ちよく、夢中になる子どもたちです。


仲良くなった幼虫さんの絵も描きました。実際に描いてみることで、いつもと違う角度からじっくり見ることができたので、模様や動き方など、新しい発見もあったようです。


この後に今度はパンジーにツマグロヒョウモンの幼虫を見つけた子どもたち。迷うことなく触って、すぐに仲良くなり、飼うことにしました。今後も身近な自然に目を向け、親しみをもち、子どもの発見やわくわくに共感しながら楽しんで過ごしていきます。