「新たな芽生えに向けて」
新年明けましておめでとうございます。平成27年の新春をご家族お揃いで健やかに迎えられたことと存じます。年の初めにあたりまして、皆様方のご多幸を心からお祈り申し上げます。
旧年中は、本校教育推進にあたり、多方面よりのご理解・ご支援を賜り厚く感謝いたしております。特に、運動会やマラソン大会、学習発表会等の行事や子どもたちの登下校における安全確保の取組など、保護者や地域の皆様方に大変なご支援をいただきました。地域に支えられ、地域の方々とともに、子どもたちも精一杯活動できたと思います。今後も地域とともに歩んでいく大住小学校でありたいと考えております。心より感謝申し上げます。
さて、「冬来たりなば春遠からじ」と申しますように、きびしい寒さの中にも自然の木々はきちんと春を迎える準備をしています。一見枯れてしまったような木も、硬いつぼみの中に新芽の準備をしています。子どもたちにとっても、4月の新学年に新しい芽を出す準備をする時期です。つまり、「学力」の定着の時期です。
大住小学校では、今年も子どもたちにとって、「学ぶ楽しさと意欲を大切に、確かに伝え合う力の育成」を目指した“よい学級”“よい学年”“よい大住小学校”にこだわり、子どもたちのやる気を引き出し、今の学年でつけるべき学力をしっかりつけて進級、卒業させたいと思っています。
そのためには、望ましい生活習慣を基盤とした学習に向かう意欲的な心構えが大切だと考えますし、日々の授業や学びタイムなどでその心構えを指導していき、学力や学習習慣の定着を図って行きます。
しかし、このことは学校だけで十分なものとはなりません。子どもたちを真ん中に据え、保護者と学校が一緒に頑張ってこそ本物の学力や学習習慣となります。
朝8時30分からさわやかに学習に入れますように、各ご家庭では、宿題や学習準備、前夜の寝る時刻のことなどを、今一度子どもたちに話していただけると幸いです。そして、努力していることや少しでもできたことはもちろんのこと、当たり前のことを当たり前にできていることもほめてください。できないときは、担任と相談し、子どもが頑張ろうとする「しかけ」を一緒に考えていきましょう。
“子どもたちの新たな芽生え”に向けて、大住小学校も全力で指導に当たりますので、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
校 長 谷 口 史 人