「力を合わせ、より一体感のある大住小を目指す2学期」
今年の夏も、気温が35度を超える猛暑日が続く中、子どもたちを取り巻く事件や事故が報道されるなど、心を痛めておりましたが、本校では大きな事故も無く、有意義な日々を過ごしてくれたことと大変うれしく思っています。また、子どもたちが出場した近畿のハンドボール大会で女子チームが3位という活躍もあり、重ね重ねうれしく思うと同時に、保護者の方々並びに地域の皆様方のご支援に感謝申し上げます。
さて、40日程の長い夏休みが終わり、子どもたちの歓声が戻ってきました。今日から2学期が始まりました。この2学期は、教室での学習や屋外でのスポーツ、学級や学年をはじめ異年齢集団での行事等にも一体感を持って取り組む好季節であり、それらに向けての始業式の講話において、これまでから伝え続けていることではありますが、3つの話を子どもたちにしました。
一つには、「相手に気持ちが伝わる挨拶をしよう!」ということです。
挨拶は、コミュニケーションの第一歩であり、社会生活を営む上での基本であります。子どものうちから習慣付けることで地域の一員としての基盤を培っていくことになると考えます。その上で、相手に元気な気持ちが伝わるような挨拶ができると、物事への取組も意欲を増してくるのではないでしょうか。そのような活気のある大住小学校を目指して、私自身も朝の登校指導で子どもたちや地域の皆様方により元気の伝わる挨拶を続けたいと思います。
二つには、この2学期を「みんなで心を一つにし、力を合わせて勉強や運動や行事に取り組もう!」ということです。
先にも触れましたが、この夏休み中に本校の子どもたちが出場したハンドボール近畿大会を観て改めて感じたのですが、どんな事を行うにも、また、どんな事に取り組むにも、みんなで心を一つにして力を合わせ一体感のある取組を重ねてこそよい結果が生まれてくると考えます。
2学期には、日々の学習はもちろんのこと、運動会や社会見学、異年齢集団での取組などの大きな行事もあります。これらの取組では、先の例のように日々の積み重ねによってみんなで心を一つにし、力を合わせて勉強や運動や行事に取り組み、互いに競い合ったり協力したりすることで、より充実し一体感のある学校生活が形成できます。
三つには、「互いの良いところを認め合って、一人一人を大切にしよう!」ということです。
相手を認め、大切にするには、まず、相手の話をしっかり聞くことから始まると考えます。相手の話を顔を見ながらうなずくように聞く、耳で聞く、目で聴く、心で聴くことで、相手の思いや考えをしっかりと受け止めることができるのです。
また、人の良さを認め思いやることは、学校生活をとおして生活や学習の場を共有している子どもたちにとって、他者と望ましい関係を築くための力として必要なのです。望ましい仲間意識や望ましい集団の形成により、さらに充実し一体感のある大住小学校を目指します。
大住小学校では、「やる気・根気・元気」をキーワードにがんばっていきますので、保護者や地域の皆様方には、子どもたちの2学期のスタートがスムースに行きますよう、各ご家庭での健康管理や毎日登校するなど当たり前にできていることへの称賛をよろしくお願いいたします。
校 長 谷 口 史 人