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今週の3年生 7月11日(金)夏季大会に向けて

3年生のみなさん

いよいよ夏季大会が始まりますね。

勝負の世界なので、そこに勝ち負けがあることは仕方がないことだと思いますが、

先生が思うに、ベストパフォーマンスを発揮できれば、どんな結果になっても受け入れられるのではないかと思います。

 

・・・

 

今から25年前、先生も中学校3年生で、サッカーの夏季大会に臨みました。

決して強いチームではなかったので、上位大会に進出することなど土台無理なチームでしたが、

それでも、みんな1試合1試合気持ちを入れて、声をだして頑張っていたことを覚えています。

そのような中、万年地域で最下位だった、先生たちのチームは、3位決定戦まで進みました。

 

その3位決定戦も、先生たちのチームが先制点をとり、この1点を守りきれれば、部として初めての快挙、わがチーム始まって以来の3位が手に入る、という状況でした。

上位進出校は2チームだけなので、3位も4位も関係ありませんが、

それでも部の歴史を自分たちの代で変えられる!と、試合をしながら興奮していたことを覚えています。

 

しかし、その試合は私が決定的なミスをしたことにより失点し、その失敗を引きづり、再度ミスをして、

結果逆転負けを喫しました。

 

試合後、私は号泣しました。試合に負けた原因は、明白です。

 

仲間が私を責めたわけではありません。むしろ、励ましてくれました。でも、私は、泣き続けました。

 

「どうしてあのとき、あんなプレーになったんだ。どうしていつも通りプレーできなかったんだ。。」泣きながら、何度も何度も、思い返しながら、2度と戻ることのない、あの瞬間を悔いていました。

 

・・・

 

夏になると、今でもこの思い出が思い出されます。

だからこそ、みなさんには、本当に悔いなく大会を終えてほしいと思っています。

できれば吉報を期待していますが、仮にそうでなかったとしても、自分のベストを尽くすことができれば、悔いはないことでしょう。力を出し尽くして敗れたのなら、相手がそれを上回っただけなので、相手を認める以外に他ないからです。

 

繰り返しになりますが、「ベストを尽くしてほしい」それが先生の願いです。

でも、「ベスト」を出すのは本当に難しいですよね。緊張すれば、動きも固くなるでしょうし。

 

だからこそ、みなさんに、魔法の言葉をプレゼントします。

「感謝が君を強くする!」

試合前、コートやフィールドに立つ前に、今自分がここに立てていることに「感謝」をしてみてください。

試合の結果を考えるのではなく、保護者、先生、仲間、相手校、など色々なものに「感謝」をしてみてください。

「感謝」をすることは、難しいことではありません。誰でにでもできることです。その当たり前にできることを、当たり前にしてください。それができれば、みなさんは「平常心」で試合に臨めることでしょう。

勝たなくちゃ、勝たなくちゃ、と決して気負うことなく、今ここでプレーできることに「感謝」をして、ベストパフォーマンスを発揮してしてください。

頑張れ、3年生! 頑張れ、田辺中!                              by 学年主任