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12月9日(月)

12月8日(日)に第12回小論文グランプリの表彰式が行われ、個人作品の部 優秀賞受賞と文集の部 優秀賞をいただきました。

小論文グランプリ 文集の部では、第7回から連続で、「優秀賞」「最優秀賞」をいただいています。

年により、提出する学年は様々ですが、2・3年生で小論文に取り組んでいます。自分の日々の学校生活や学習で不思議に思うことや問を論をもって解決していく過程を文章にしていきます。

今年は取組の時間数の関係で、オール2年生で臨みました。

さまざまな視点からの問と自分なりの解。そこにはもちろん根拠となるデータや体験を交えて問題解決をしています。

個人の部で優秀賞をとった作品は「翻訳作品の違和感」と題して、論じていました。きっかけは小学生の時に読んだ「スーホの白い馬」と中学校の英語の教科書に載っていた「スーホの白い馬」が少し違う感じがして、違和感があったそうです。

彼女は、外国語を日本語に訳しても「必ずしも原文と同じように伝わるとは限らない、そして伝えようとしたことが伝わりきらないこともあることが違和感の正体ではないか」と仮説をたて、いくつかの例を出し、その根拠から、言語はその地域の文化や思想と深いつながりがあるもの。それが言語の魅力であるとして、だからこそ翻訳に頼るのではなく、自分から文化と共に言語を学ぶことでよりその作品のよさを感じることができるのではないかと解を出しました。

この作品以外にも、「言語と文化」「かけ声」「食事」「刺繍」「発信する力」「安楽死」など様々な視点とテーマで論じる作品がありました。視点や題名の工夫を評価していただいたようです。

 

また12月の人権週間のスタートに合わせて、夏休みに取り組んだ人権作文に対する感謝状をいただきました。

夏休み中に、人権に関する思いを文章にしました。

田辺中学校では国語科を中心に、書くことの大切さを伝え、どうやったら自分の考えが相手に届くのかを考え、書く練習をしています。

この賞状はそうした取組での生徒の努力を評価してもらったものです。

今後も、身の回りのあることに着目して自分の考えを伝えていけるようにしましょう。