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2025年2月の記事一覧

2月20日(木)今週の2年生

先週の話。

2月10日(月)、この日は、ホスピタルフットボール協会 理事の糸賀亨弥さんを講師として、車いすスポーツ体験を行いました。普段見慣れない競技用の車いすを見て、2年生も興奮気味でした。最初は、上手くいかなかった操作も リレー や しっぽ取り を行ううちに徐々に馴れていきました。

授業は3クラス同時に以下のような形で行いました。

 1、2時間目は1~3組

 3、4時間目は4~6組

 5、6時間目は7~9組 (※糸賀さん、長丁場の指導本当にありがとうございました。)

 

さて、この講習の目的は、車いすスポーツ体験を通して、「共生社会」の意味を考えることにあります。障がいの有無で人としての差があるわけではありません。「競技用車いす」という媒介を通すことで、みんなが同じようにスポーツを楽しむことができます。その「楽しむ」という感情に、健常者 と 障がい者 という区分はないはずです。人によってできること、できないことの差はあるかもしれませんが、みんなが同じように今を生きる人間には違いないはずです。そういった部分を互いに理解し、補いあって生きていく、それが共生社会ではないかと私は考えます。先月に来られた韓国の先生方との交流も、狭義の意味では「異文化交流・異文化理解」ですが、広義の意味では「共生社会」を学ぶことに他なりません。そのときの感想を思い出してください。「言語が多少通じなくても、思いは伝わる」ということをみなさんは学びました。今回も同じではないでしょうか。みなまで言いません。あとは、それぞれがそれぞれの感性で今回の体験を、今後の生活に活きるようしっかりと昇華させていってください。

 

全然別の話。

一昨日、私は社会科教員として、福知山市にある某公立中学校に授業を見学しにいきました。見学させていただいた授業は先生と生徒たちの信頼関係がよくわかる、とても素晴らしいものでした。しかし、それ以上に「感動」したことがあります。それは、この学校の生徒が、みんな来校者である私に挨拶をしてくれるのです。たったそれだけのことですが、私はとても嬉しい気持ちになりました。正直、感動しました。だから、私も「〇〇中学校、最高です!みんなが気持ちのいい挨拶をしてくれる。みんなはこんな学校に通えて幸せですね。また来たくなりました。ありがとう」と返しました。挨拶なんて、当然のことなのに、そんなことで感動してしまうなんて、と思うかもしれませんが、それくらい気持ちのいい挨拶をしてくれる子が多かったのです。

 

田辺中学校のみなさんにも、この気持ちを伝えたい。この中学校にできて、田辺中学校にできないわけはありませんよね?私は常々みなさんに「どんな学校に進学するかではなく、どんな人間になるかだ」というような話をしています。勉強ができることは確かに素晴らしい。でも、「あいさつがしっかりできる、時間をきちんと守る、掃除をしっかりする、身だしなみを整える」ことを実践できる人も同じくらい素晴らしいですよ。みなさんには、不器用でもいいから誠実な、人情味のある人間に育ってほしい、と私は思っています。そして、みなさんが田辺中学校をより良い中学校に変えていきましょう。田辺中学校の規模でそれができたら、すごいと思いませんか?1年後みなさんの卒業式で、誰もが笑って卒業できるように、今自分ができることをしっかりやって行こう!                                         by 学年主任

 

 

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