1年生は4時間目、体育館で、福祉学習を行いました。足が不自由で車椅子で生活されている方と京田辺市社会福祉協議会の山田さんのインタビューという形式で、約50分の話でしたが、みんな真剣に聞いていました。
中学1年生のときの部活中(女子バレー部)の事故で大怪我をし、半年以上の入院とリハビリ、そして車椅子での生活となり、中学生時代自分自身の境遇が受け入れられないで悩んだこと、時には外の世界に心を閉ざしてしまったこともあったことなど、生徒にとっては人ごとではない、考えさせられる内容でした。
高校生になって、先生や友人とのつながりの中で、悩みや壁を抱えているのは自分だけじゃなく人は皆、何か悩みを抱えていることに気づき、自分から一歩踏み出してみようとした頃から、積極的に人前にも出るようになり、アメリカ留学や旅行、スキューバーダイビングなどいろいろなものにチャレンジし、今は素敵なだんな様と二人のお子さんに恵まれ、平凡だけれど幸せに暮らしていることや、車椅子生活だけれど家事もし、子育てをし、毎日奮闘していることなどを本当に自然にお話しされました。
バリアフリーの社会作りには施設などハードの面も大切だけれど、心のバリアフリー(ソフトの面)が大切であることや、周りの人へのちょっとした心遣いや優しさが世の中を変えていくのではないかというようなお話もされました。
私も感激して、1時間、聞き入ってしまいました。この素敵な時間を持てた1年生はとても幸せだと思いました。
培良中の身体の不自由な方への駐車スペース
幅が広く取られています。