撮影した写真のうち一部だけが読み取れないのは、フロッピーディスクの一部が不良な状態になっているためです。おそらく、何度も使っているうちにエラーが起きたのではないでしょうか。
　そのフロッピーディスクのエラーをチェックし、不良な箇所を修復することで回復します。詳しくは「同じフロッピーをどれくらい使い続けても大丈夫ですか？」を参照してください。

　最近のデジカメはフロッピーディスクではなくSDメモリーカードなどの半導体メモリーを使用しています。フロッピーディスクより小さいので取扱いには注意してください。特に接点を素手で触ると静電気でデータを破壊することもあります。

　最近のデジカメは、USBポートがあり、専用のUSBケーブルが添付されています。このUSBケーブルでパソコンと接続すると、デジカメはパソコンからはUSBメモリーと同様の外部記憶装置として取り扱えます。
　貸与パソコンのUSBポートではデータを書き込むことはできませんが、読み込むことはできますので、デジカメで撮影した写真をパソコンにコピーすることが可能です。

　このほか、デジカメにはSDメモリーカードを内蔵させて撮影データを保存します。そのメモリーカードを取り出して、「メモリーカード・リーダ・ライター」経由で撮影した写真をパソコンに取り込むことも可能です。

　さらに、大型液晶テレビにはSDメモリーカードスロットが側面にあります。デジカメで撮影した写真が記録されているSDメモリーカードをテレビにセットすれば直接テレビに表示することも可能です。

　フィルムで撮影する写真と違い、デジカメでは画面を無数の点に分けて、画像の情報を記録しています。その点の数が、デジカメの解像度です。点の数が多ければ、全体は緻密な画像になり、点の数が少なければ、粗い画像になります。
　デジカメのカタログでは「画素数」という単位が使われています。これが点の数のことで、多ければ多いほど高解像度の写真を撮ることができます。

　通常は自動的にUSB外部記憶装置として認識されます。

　しかし、場合によっては専用のデバイスドライバのインストールが必要な場合があったり、専用ソフトが添付されていることもあります。このような場合は、サポート外作業申込書に必要事項を記入し、情報教育推進室に連絡してください。作業にあたっては、接続ケーブル、デジカメの説明書などインストールに必要な物をそろえておいてください。

　写真の良し悪しは大きく

• ピント 
• 構図 
• 色バランス

で決まります。
　学校で撮影する写真は芸術写真ではありませんが、意図したものを伝えるための基本は変わりません。

【カメラをしっかりと持ちかまえる　－　手ブレの防止】
　フィルムのカメラと違うのは、デジカメのほうが軽いことです。しかも、デジカメではファインダーではなく、カメラ裏側の液晶画面を見ながら撮影するのが普通です。このため、シャッターを押したとき、どうしてもカメラが動いてしまいます。
　デジカメで撮影するコツの第一は、この手ブレをなくすことです。カメラを持った両脇を締め、シャッターを押すとき、カメラが動かないようにします。こうすると、ピントの合った写真を撮ることができます。

【一歩前にでる　－　構図を変える】
　被写体に向かい合ってデジカメを構えたとき、そこからさらにもう1歩、できればもう2歩、被写体に近づいて撮影すると、写したいものがはっきり写った写真を撮ることができます。
　構図で必要なのは、写真画面の中に何もない空きをつくらないよう、被写体の配置を考えることです。どうしても空いてしまうところが出る場合、そこに何か関連するものを置いて撮影すると、画面に空きのない、バランスの取れた構図ができます。

【色の配置に気を配る】
　色のバランスでは、画面の中に原色（青、赤、黄）があると、写真全体が映えます。せっかくのカラー写真ですから、色の配置にも気を配ると、よい写真が撮れます。

　マクロ撮影というのは、花や昆虫などの小さな被写体を大きく撮影する方法です。知っておくと便利です。

　 SDメモリーカードに記録された写真はIMG_0001.JPGといったように、デジカメが決めた規則にしたがって、機械的な名前がつけられています。貸与機でSDメモリーカードに記録されたファイル名を変更することはやめてください。デジカメ本体の写真管理機能が誤動作する可能性があります。
　また、貸与機はUSBポートの書き込みを禁止する設定がされているので、ファイル名を変更するには、SDメモリーカードからパソコンに画像をコピーしてから、コピーされた写真のファイル名を変更して下さい。
　ファイルサイズの大きい画像を大量に取り込むと、パソコンの動作が遅くなる事があります。
　SDメモリーカードを取り外す時は、左下のステータスバーから「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」を選択し、メモリーカードリーダのSDカードのランプが消えている事を確認してください。

　パソコンに取り込んだ写真を Word や PowerPoint でそのまま利用する場合、「挿入」メニューの「図」の中にある「ファイル」を選んで、写真のファイルを指定します。そして、画面に挿入された写真の大きさや場所を変えるのは、マウスを使って自由にできます。

　撮影した写真をそのまま使用せず、特定の部分だけを切り出したり（トリミング）、特定の部分だけぼかしたりと、写真を加工してから Word  や PowerPoint に取り込みたいときは、写真加工用のソフトを使います。配布したノートパソコンにはそういう目的に利用できる「JTrim」というソフトがインストールされています。
　写真を回転したり、色を調整したり、文字を入れたり、いろんなことができます。使い方は、JTrimのマニュアルを参照してください。

　写真を印刷するときは、ただ印刷できればよいのではなく、きれいに印刷したいと考えるでしょう。きれいに印刷するためには、プリンタの設定が必要です。
　エプソンのPM-3700CやEP-901Fの場合、それぞれのプリンタのプロパティの中に「印刷設定」があります。印刷設定の「基本設定」にある「設定変更」を選んで、設定をおこないます。
　ポイントになるのは「用紙種類」と「印刷品質」です。写真印刷用の用紙を用意して、「用紙種類」を変更します。次に「印刷品質」を指定して（印刷品質は用紙種類によって選択肢が変わります）、OKボタンを押します。
　それでも印刷出力の印象はパソコンの画面で見た印象とかなり違います。仕上がりが気になる場合には、必要に応じて「色補正」や「四辺フチなし」など他の設定項目を調整してください。
　なお、高画質の印刷は時間がかかり、インクをたくさん消費します。

　デジカメに付属する取扱説明書を読んでもらうとわかるのですが、SDメモリーカード又はSDHCメモリーカードで撮影する場合、だいたいのデジカメは
　10M（3648×2736）～VGA(640×480）
の8種類程度の画像サイズが選べます。

　画像サイズと印刷用紙のサイズは比例して大きくなります。目安としては

• 10M（3648×2736）だとポスタープリント
• 9M(3648×2592）から7M（3072×2304）だとA3プリント
• 2M（1600×1200）だとL版プリント
• VGA(640×480）だとホームページやパワーポイントへの掲載用

となります。
　撮影する解像度を決めるとき、忘れてならないのは、「解像度が高い＝ファイルのサイズが大きい」ということです。
　パワーポイントで作ったプレゼン資料を液晶プロジェクタでスクリーンに投影する場合は、どれくらいの大きさに投影するかで、撮影する解像度を決めるとよいでしょう。それには、解像度を変えて撮影した写真を使ってプレゼン資料を作り、実際に投影してみると、適当な解像度がわかります。

　写真を多く使ったプレゼン資料を PowerPoint や Excel 等で作成の場合に解像度の高い写真を使用すると、完成したプレゼンは動かなくなることがあります。

　ホームページに掲載するときは、解像度が高いと写真のファイルサイズが大きくなり、ホームページが表示されるまでに時間がかかります。ファイルサイズが 2,000,000Byte以上もしくは、1024x1280ピクセルを超えた写真はNetCommonsに掲載出来ません。
　京田辺市の学校は高速回線でインターネットに接続されていますが、ホームページを見に来る人みんなが高速回線ではありませんし、携帯電話から閲覧する方もおられます。解像度を低くして（ファイルサイズを小さくして）、見る人にやさしいホームページを心がけてください。

　学校のプリンタは、プリントサーバという装置を介して校内ネットワークに接続しています。プリンタはこのプリントサーバを通じて、LANで接続されているパソコンから印刷データを受信できるのです。

　印刷の仕組みを簡単に説明します。

1. WordやExcelなどのアプリケーションソフトで作成した文書ファイルを印刷するとき、「ファイル」メニューの中の「印刷」を選びます。
2. アプリケーションソフトで作成したデータはそのままの形式では印刷できません。
3. そのため印刷指示があると、パソコンにインストールされている「プリンタドライバ」というソフトを呼び出して、印刷させようとしているプリンタが理解できるデータ形式に変換します。
4. プリンタが理解できる形式、つまり印刷できる形式に変換されたデータのことを「プリンタジョブ」といいます。
5. プリンタジョブはネットワークを通してプリントサーバが用意している「キュー」という準備室に送られます。
6. 印刷キューで印刷の順番を待ちます。
7. 自分の順番がくるとプリンタにデータが送られ、印刷されます。

　こういう印刷の仕組みはなかなかイメージしにくいと思います。
　WordやExcelの印刷から画面を実行しすると、しばらくして印刷の画面が消え、ソフトを終了してもかまわない状態になりますが、それで印刷が終わったわけではありません。そのあとも、プリンタから印刷結果が出てくるまで、上記のような複雑なプロセスが進行しているのです。ですから、共有プリンタの電源を勝手に切っておくのはよくないということです。

　インクジェットプリンタとレーザープリンタは印刷の方式がまったく違います。
　インクジェットプリンタは3原色を元にしたカラーインクを、左右に動くプリントヘッド上のノズルから吹き付けて印刷します。一般にインクジェットプリンタは安価で、画質が美しいという特徴があります。
　それに対しレーザープリンタはコピー機と同じ原理で印刷します。印刷速度が速く、画像も美しいのですが、高価です。

　共有プリンタは、いつ、だれが、印刷するかわかりませんので、プリンタの電源は入れたままにしておくほうがよいでしょう。

　 印刷用紙にも表裏があり、表に印刷したほうがきれいに印刷できます。
　紙の表裏の見分け方はむずかしいのですが、次のように、紙の表と裏を1円硬貨を使って調べる方法が紹介されています。


　買ってきたばかりの紙の表裏は紙を調べなくても、インクジェット用や写真印刷用の場合、袋に明記されているので、すぐにわかります。
　400枚や500枚の包みで買ってきたコピー紙の場合は、側面に貼られたラベルの向きでわかりますが、ラベルがない場合、紙の包みを解いた側が表になっています。

　パソコン教室を利用するとき、このようなケースがよくあります。児童・生徒が印刷する量が多く、時間内に終わらなかった状態です。
　プリンタジョブについての説明でも書きましたが、アプリケーションソフトから印刷した場合、アプリケーションソフトを終了したあとも、プリンタで印刷されて出てくるまでパソコン内部での印刷作業は進行しています。プリンタジョブの形で送られたデータが自分の印刷の順番が来るのを待ち続けているわけです。
　印刷の順番を待っているジョブを中止する方法は

1. ［スタートボタン］→［コントロールパネル］→［デバイスとプリンター］
2. ［プリンターのアイコン］をダブルクリック
3. プリンタ名のウインドウが表示される
4. [ドキュメント名]の欄で取り消したいドキュメントの上で右クリック→[キャンセル]
5. [選択された印刷ジョブを取り消しますか？]→[はい]
   

なお印刷ジョブのキャンセルが必要になる前に、
　　　不要なページを印刷しないようにする
　　　授業時間に印刷する紙の枚数をあらかじめ決めておく
などの方法があります。

　調べ学習で見つけたホームページを印刷する場合など、必要な情報は画面に表示されている部分だけなのに、ただ「印刷」のボタンを押すだけでは、ページ全体が印刷されます。大きなページだと、印刷枚数も相当な量になり、結局、無駄になってしまいます。

（参考）ホームページの必要なところだけを印刷するにはどうすればよいですか？

　インターネットを使った調べ学習で、見つけたページを印刷するとき、必要な部分だけを印刷すればよいのに、ページ全体を印刷していることがよくあります。それは Internet Explorer や Firefox などのブラウザの「ファイル」メニューにある「印刷」をクリックした状態のままでは印刷範囲が「すべて」になっているからです。

　必要な範囲だけを印刷するには、まず「ファイル」メニューの「印刷プレビュー」を選びます。するとホームページ全体を印刷するページに分けて表示されるので、必要とするページ番号をチェックしておきます。
　次に、印刷プレビュー画面を閉じ、「ファイル」メニューの「印刷」を選びます。印刷する範囲で「ページ指定」を選択し、必要なページの範囲を数字で記入し、OKを押して印刷します。

　また、必要な範囲が1ページにも満たなければ、印刷する範囲を指定して印刷することもできます。始まりの位置でマウスの左ボタンをクリックし、左ボタンをクリックしたまま終わりの位置までマウスを動かして左ボタンを離すと、選択された文字の部分は青く反転します。
　次に「ファイル」メニューの「印刷」を選び、印刷範囲の「選択した部分」にチェックを入れます。こうやって、OKを押して印刷すると、さきほどホームページの画面で選んだ部分だけが印刷されます。

　 印刷の進行などを表示する画面にキャンセルボタンがあれば、その段階で中止することができます。キャンセルボタンがなければ、中止することはできません。

　WordやExcel、Internet Explorer、Firefoxなどのアプリケーションソフトから印刷するとき、まず最初にそのソフトがプリンタに対して印刷を命じるための印刷画面が表示されます。プリンタの名前、印刷範囲、印刷対象、印刷部数など、いろいろな印刷条件を設定する「印刷」画面です。画面の下にはOKとキャンセルの2 つのボタンがあるように、この段階では印刷をキャンセルできます。

　次に、この画面でOKボタンを押すと印刷が始まり、今度はプリンタウィンドウが現れます。インジケーターが少しずつ100％に近づき、印刷の進行を表示する画面です。プリンタによって違いますが、この画面にキャンセルボタンがあれば、キャンセルボタンを押すことで印刷を中止できます。

　※プリンタ側にキャンセルボタンがあれば、印刷中であってもキャンセルできます。
　　・G7570　　→インクタンクの上にある三つ並んだボタンの右端の逆三角の書かれたボタン
　　・LP-S3000→ディスプレイの右下にあるゴミ箱の絵の描かれたボタン
　　　　　　　　　　　一回押しで処理中の印刷データをキャンセル
　　　　　　　　　　　二秒以上押すと、すべての印刷データをキャンセル
　　・MP-990　→右上端のストップと書かれたボタン
　　キャンセル後はパソコン側で印刷データが残っていないか確認してください。

　生徒用ネットワークにある普通教室のパソコンから、先生用ネットワークにある職員室のプリンタを利用するには、各パソコンや校内ネットワーク機器の再設定が必要となりますが、可能です。
　情報教育推進室に相談してください。

　印刷を途中でキャンセルしようとして、むりやりプリンタの電源を切った後、再びプリンタの電源を入れたのではありませんか？

　記号のような文字が次々と印刷されるのは、プリンタに理解できる形式に変更された印刷データ（プリンタジョブ）に何らかのトラブルが生じ、その結果、プリンタが印刷データの意味を理解できなくなって、そのまま垂れ流している状態です。

　このような場合はパソコンでプリンタのジョブをキャンセルし、プリンタの電源を切って（プリンタサーバがある場合はプリンタサーバの電源も）しばらく待ってから再起動して、もう一度印刷し直してください。多くの場合、それで直るはずです。

　印刷文字が活字のような字体のは、文章などを作成したとき、そういうフォントを選んでいるからです。標準では、MS明朝、MSゴシック、MSP明朝、MSPゴシックなどマイクロソフトが用意したフォントが使われます。

　ですから、フォントや文字の大きさを変えると、印刷の雰囲気もガラリと変わります。
とても参考になるホームページがあります。

■伝わるデザイン　
　http://tsutawarudesign.web.fc2.com/index.html

上記のページの「読みやすく」の説明が参考になるはずです。

　さて質問の「手書き風」というご希望に対して、フリーで利用できるフォントに、「みかちゃん」という手書き文字のフォントがあります（http://mikachan-font.com/）。
　また、自分の手書き文字をフォントに加工してくれる（有料）フォントメーカーもありますので、調べてみてください。