3年生の廊下には次の文字が目に入るところにたくさん貼られていました。
「凡事徹底」
この言葉は経営の神様、松下幸之助が大事にしていた考え方です。
彼は「凡事徹底」を基本軸に、組織の習慣や清潔さを通じて、個人の成長と企業の発展を促進する方法を従業員に教えました。
「特別なことではなく、ごく平凡なことを徹底してやり抜く」という意味です。
田辺中学校でも当たり前のことを当たり前にしよう、ということはずっと言われています。
3年生は、進路決定に向けて、落ち着かない日々が続くかと思います。そこで、学年の共通理解として、ことさら特別なことをするのではなく、今まできちんと積み重ねてきたものを、再度確認して丁寧に徹底的にやろう、ということです。当たり前のこととは、
規則正しい生活をする、人に会ったら挨拶する、ベル着ベル準を守る、提出物を期限に出す
などの、それこそ「当たり前」のことですね。当たり前のことだからこそ、これくらいいいか、と基準が緩むこともあります。寒くなってきたので、いつまでもお布団にくるまっていたいという気持ちもあります。こんな時だからこそ、自分の生活を見直して、今までできていたことをしっかりとやり切るようにしましょう。