1月10日放課後、
2学期末から取り組んでいる生徒会の
「いじめ追放宣言」の文章の案がほぼ出来たということで、生徒会本部役員とその案について話し合いを持ちました。
この宣言は、12月に各学級で2時間の学級活動の時間を使って、「いじめの定義」や「いじめの構造」、「いじめの予防」や「どうすればいじめを解消できるのか」などを学習し、話し合い、「各学級のいじめ追放宣言」、そして学級代表が集まって「学年のいじめ追放宣言」をつくり、最終的にそれらを集め、生徒会本部で話し合って創ったものです。
本部役員は、冬休みに数回集まってこの宣言をつくりました。表面だけの美しい言葉にするのではなく、本音で話し合い、時には本部役員それぞれの個人的な体験も含めて話し合い、少しずつ言葉が吟味され、磨かれ、形になってきました。一つの言葉の裏に、一人一人の本音の想いや体験が隠されているそんな宣言案でした。よくここまで話し合いを深められたと感心しました。最終的に、この後、もう少し検討を加えて
最終案完成の予定です。
一昨年度、大津の事件から端を発した「いじめ」について、学校では全員対象のアンケートや教育相談等で早期発見に努め、発見された事象は(ほとんどが早期の人間関係の崩れ)、すぐに関係者や、時には学級の他の生徒も含め、指導し、解決しています。しかし、本当の意味でいじめをなくしていくには、教師の指導だけでなく、生徒の中でのいじめを許さない動きや、一人一人が尊重される学校づくりが大切です。ご家庭でも話題にしていただければありがたいです。