「災い転じて福となす」 校長 伊藤眞文 明けましておめでとうございます。平成最後の年 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
去る1月7日、始業式を行い、無事3学期をスタートすることができました。
保護者の皆様、地域の皆様、昨年11月の創立40周年記念式典には、多大なるご協力をいただき、誠に有難うございました。今年は、次の50周年へ向けての新しい始まりの一年にしていけますよう、引き続き、温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年、『災』が一年の世相を代表する漢字として選出されました。日本列島が多くの災害に見舞われた爪痕が人々の心の中に強く残っている表れだと感じます。『災』は、「火災・震災・天災・人災・戦災・被災・防災・罹災・・」に使われるなど、決してイメージがよいとは言えない漢字です。
一方、流行語大賞には、北海道の方言『そだねー』が選ばれました。平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子日本代表が競技中に頻繁に交わしていた言葉です。この言葉の凄さは、絶対に他人を否定しないところです。でも、意見は交換し、策を練っています。勝つために・・・前向きだからこそ、つながりができ、絆が生まれ、チームとして強くなり、その強さで壁を乗り越えて行けるんだと思います。
日本は歴史上、地震や火災、水害等が多い国です。でも、その度に、人はつながる力で復興を遂げてきたのも事実です。残念ながら災いはなくならないですが、それらに負けないよう、『そだねー』のようにどんな厳しい状況でも、否定的にならず、ポジティブに明るくふるまっていきたいものです。
「災い転じて福となす」---平成最後の31年は『災』から、『福』というそれぞれの幸せを求め、実現していければと思います。本校は、人として、相手を、仲間を、他人を大事にする言動を心がけ、ましてや周りの人を傷つけないよう強く意識していくことを目指します。
皆様にとって、今年が幸多き一年になりますように・・・本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。