普賢寺小学校(ふげんじしょうがっこう)は、明治6(1873)年に創設された歴史と伝統のある学校です。
本校の中庭には、明治26(1893)年、郷土の府会議員伊東誠太郎氏(衆議院議員伊東熊夫氏の長男)が渡米した際に持ち帰ったヌマスギ(中国名:「落羽松(ラクウショウ)が学校のシンボルとしてそびえ立っています。秋になると紅葉し葉が散ってしまうことから、いつしか「落葉杉(おちばすぎ)」と呼ばれるようになり、多くの人に親しまれています。
大地に深くしっかりと根を張り、真っ直ぐ天に向かって伸びていく端正な姿に子どもたちの理想像を重ね日々教育実践を進めています。
普賢寺小学校の校区は、京田辺市(きょうたなべし)の南西部に位置し、奈良県生駒市、大阪府枚方市、京都府相楽郡精華町に隣接しています。関西学研都市の一部に含まれ、校区の隣には同志社大学や同志社女子大学等があります。
校区は6地域からなり、自然豊かな山あいの里で、米、茶、野菜、花などが栽培されています。また、国宝の十一面観音立像で有名な大御堂観音寺をはじめ、歴史的にも多くの史跡が残されており、古くから文化の開けた地域といえます。
兼業農家や三世代の家庭が多い地域で、保護者や地域の方の学校への思いは強く、大変協力的です。そのような地域社会に育てられた子どもたちは、やさしく素直でよく働き、学校では異年齢の集団でよく遊び、下学年への思いやりが自然に育っています。また、隣の普賢寺幼稚園とは、田植えや黒豆の栽培体験などの活動や、運動場・園庭で一緒に遊んだり交流したりして連携を進めています。
こうしたことを通して、本校は、少人数のよさを生かし、学校・家庭・地域社会の連携で、豊かな文化や自然・風土を生かした体験活動に積極的に取り組み、「地域ぐるみの教育」と、ふるさと普賢寺に誇りを抱く心豊かな子どもの育成に努めています。
なお、本校は、平成19年度から京田辺市内のどこからでも就学できる「小規模特認校制度」(しょうきぼとくにんこうせいど)を実施し、広く児童を募集しています。令和4年4月8日現在、この制度により76名の児童が元気に通っています
。 また、平成25年度より2年間、文部科学省研究指定校として、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)設立に向けた研究を進め、平成27年度より学校運営協議会を設置し、コミュニティ・スクールとして新たにスタートしております。ご理解ご協力をよろしくお願いします。
今年で創立149年目になる歴史と伝統のある普賢寺小学校。近くにこられた折などどうぞ気軽に声をお掛けください。
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