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今日の様子

5月27日(火)今週の3年生

先週月曜から7名の教育実習生が、実習に来ています。全員が田辺中学校の卒業生です。

多くの実習生は、先週はワンポイントで授業をこなし、今週から1コマ丸まる授業を担当する、そんな形で実習を進めています。

私も指導教官の一人として、実習生を担当させてもらっており、本日3年生8組と9組で、教育実習生に授業をしてもらいました。

その実習生(A先生としましょう)は、授業前は「とても緊張します」と言っていましたが、いざ授業が始まってみると、一切そんな素振りを見せることもなく、よく準備された授業を展開していました。生徒の反応も上々です。

自分が教育実習に行ったのはもう20年近くも前ですが、当時の私の授業は、板書中心、教え込み中心の授業で、今から考えると、恥ずかしくなるような授業でした。A先生が本日8組、9組で行った授業とは雲泥(うんでい)の差です。

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この20年間で教育は大きく変わりました。

受け身の学習から、主体的な学習へ。知識の蓄積、技能の習得を目指した学習から、生きる力のための学習へ。個人だけで行う学習から、学び合う学習へ。等。教育実習生の授業を見ていてもその変化を肌で感じます。タブレットの導入も大きな変化の一つです。

私が受けてきた教育とは全然違います。自分が生きてきた時代を否定するわけではありませんが、一方で、今の時代の教育を受けたかった、と、授業者である私自身、そう思います。自分が思うだけでなく、生徒全員にそう思われるような授業、学校を目指して、また明日から頑張っていこうと思います。

実習生は、今必死になって、みなさんのために頭を悩ましているでしょう。そんな実習生の気持ちを知りながら、あと2週間(今週と来週)、たくさん交流を図ってみましょう。そう遠くない未来、今度はみなさんの中の誰かが、教壇に立っているかもしれませんよ。

by 学年主任

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